2016年

6月

24日

特定農薬をつくってみました。

こんにちは、半農半講演講師の谷田貝 孝一です。

 

きのうは、特定農薬をつくってみました。


■特定農薬とは?(農林水産省)
http://www.maff.go.jp ? about_tokutei


日本テレビの『ザ!鉄腕!DASH?』で自作されていた『無農薬 農薬』です。
http://grapee.jp/16461


『無農薬 農薬』づくりに使う材料やつくり方、効能も書いてありました。


化学農薬や化学肥料だけではなく自然農薬や自然肥料も使用しない『無農薬&無肥料』で野菜を栽培してきました。が、害虫による食害は、思っていた以上です。

キャベツを害虫から守るために混植したレタスのできばえはよかったのですが、キャベツは、葉の部分をアオムシに食害され“破れ傘”状態でした(^^;

ハクサイやブロッコリーなども売り物にはならないレベルで、ほぼ廃棄しました。

無農薬&無肥料栽培を試してみて改善すべきことを決めました。

①土壌を(薬剤を使わず)徹底的に消毒する。
②土壌をビニールや防虫ネットで被う。
③害虫による食害から野菜を守るため特定農薬を使用する。

①土壌を熱消毒する。
・土壌を透明のビニールで(約1ヶ月間)被い、太陽熱で土壌の温度を上げ草の種や害虫を駆除する。

②土壌を防虫ネットで被う。
・土壌と野菜を防虫ネットで被い、外から進入する害虫をシャットアウトする。
・土壌にビニールマルチを張り、除草作業の労力を軽減し作業時間を他にまわす。

③特定農薬は使用する。
・土壌消毒で駆除できなかった害虫を駆除するため、人が食べても害のない食材(トウガラシ、ニンニク、ニラ、ショウガ、ヨモギ、お茶殻、コーヒー殻、焼酎、牛乳、酢)でつくる特定農薬は使用する。
・木酢液、竹酢液、米ぬか、その他の資材(ビニールマルチ、防虫ネット)を使用する。

こうした方策により雑草の生えを抑え、限りなく害虫の少ない土壌環境をつくります。
赤ちゃんにも安心して食べさせられる安全な野菜をつくるため、今後は、上記のような農法に変えます。

また、栽培計画に基づいて予定どおり作業ができるよう、一部の土壌に試験的に屋根(ビニール)を付けてみます。いってみれば『ビニールハウス』です。が、一般的なビニールハウス栽培と異なるのは【季節度外視の大量栽培を目的としない】点です。こだわるのは【“旬の野菜”を栽培する安全な環境づくり】です。

こうすることで、①雨が降っても予定どおり作業できます。②側面に防虫ネットを張ることで外からの害虫の侵入を防げます。③屋根に降る雨を樋で受け雨水タンクに溜めることで、日照り続きのときに使えます。

 

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